臨床研修医について
病院の概要
| 診療科名 | 内 | 精 | 小 | 外 | 整 | 皮 | 泌尿 | 産婦 | 眼 | 耳 | 脳 | 放 | 形 | リハ | 呼外 | 心外 | 麻 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 常勤医師数 | 54 | 4 | 7 | 16 | 6 | 5 | 6 | 5 | 4 | 4 | 5 | 4 | 2 | 2 | 3 | 2 | 10 |
| 内指導医数 | 27 | 4 | 3 | 9 | 4 | 2 | 4 | 5 | 2 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 | 4 |
| 病症数 | 306 | 10 | 33 | 73 | 42 | 9 | 38 | 54 | 9 | 24 | 25 | - | 4 | 39 | 10 | 8 | - |
| 1日平均入院患者数 | 280 | 4 | 26 | 62 | 45 | 11 | 27 | 35 | 12 | 23 | 29 | - | 6 | 34 | 9 | 7 | - |
| 1日平均外来患者数 | 669 | 64 | 86 | 130 | 93 | 121 | 95 | 60 | 80 | 66 | 43 | 11 | 14 | 121 | 10 | 12 | 1 |
初期臨床研修プログラム
臨床研修管理委員会 委員長・プログラム責任者 内科部長 田村禎一
教育部長・副院長 長堀 薫
プログラムの目的と特徴
当院の研修臨床プログラムは、スーパーローテーションシステムにのっとり当院が基幹型病院となる2年間のコースと、横浜市立大学と東京医科歯科大学の協力型病院として大学と当院を1年ずつ研修するコースと2通りある。
2010年度からは臨床研修制度見直しに伴い、若干のプログラムが変更はあったが、初期研修の到達目標は変更されておらず、急性期医療を中心としたプライマリーケア重視の研修の基本方針には変更ない。
1年次は必修診療科である内科を6ヶ月、救急科を3ヶ月、残りを選択必修科である外科、麻酔科、精神科、産婦人科、小児科の5科を中心に希望の科を1~3科選択する。(大学からのいわゆるたすきがけ研修を行う者は、それぞれの大学のローテーション方法に則っての選択となる。)
科によって最短研修単位を1ヶ月とするものと、2ヶ月あるいは3ヶ月とするものがある。
2年次は、地域医療を少なくとも1ヶ月、選択必修科が残っている者はそれぞれ少なくとも1ヶ月単位で選択して研修し、残りの8-11ヶ月は自由選択で希望の科での研修となるが、各科で責任を持って指導を行える人数が決まっているので、調整が必要となることもある。
また今回の研修制度見直しで必修科が減り、自由度が増した一方で、研修の到達目標については変更が行われなかったことで、ローテートする科だけではカバーしきれない項目が生じるが、その部分については各自の研修状況に応じて調整してゆく。
各科ごとに定められた臨床研修プログラムに基づき,指導医師のもとに医療に関する知識および態度と技能を修練する。
豊富な症例を経験することで、診療能力を発揮し得る基礎を養うとともに、医療現場における医療協力者との関係,医師と患者との意思の疎通を深め,医の倫理を修得し,医師としての資質の向上を図ることを目的とする。
横須賀・三浦地区の二次医療圏の中心的な病院として、地域医療支援病院、がん診療連携拠点病院、病院機能評価機構の認定、急性期特定加算、救命救急センターの認定を受けている。
また、臨床研修指定病院、日本内科学会認定医制度教育病院、日本外科学会認定医制度修練施設、日本小児科学会認定医制度研修施設、ほか各種学会の教育指定病院となっており、当院に於ける初期研修期間はこれらの研修に含まれることが多い(詳しくは病院ホームページを参照)。
月4回程度の当直は、内科系医師4人、外科系2人、救急科1人、救急科研修医1人、研修医1年目と2年目1人ずつの屋根瓦方式の構成で行われる。
内科・外科とも全日、救急対応であり、研修医がまず診察し、各科の上級医の指導を受けることから、プライマリーケアー能力の向上に最適の環境である。
研修内容
| 診療科名 | 診療科名 |
|---|---|
| 全科 | スーパーローテーションシステムに従い各科に配属される。入院患者の受け持ち医の1人として各科指導医の指導を受けつつ,診療に当たる。 月に4回程度の救急外来当直では、1年次と2年次研修医がペアとなってファーストタッチを担って診療を行い 救急診療に対する上級医の指導を受ける。 病院のCPCが月1回、米海軍病院とのCPCが年に2回ある。 研修医を対象としたレクチャーも定期的に行われている。(当院上級医によるものおよび米海軍病院ドクターによるものがそれぞれ月1回程度) |
| 内科 | 内科研修は1年次研修医は次の診療科グループ4つより3ヶ月を1単位として2グループ以上選択する(①循環器内科/②呼吸器内科・内分泌糖尿病内科/③消化器内科・血液内科/④腎臓内科・神経内科)。 2年次での選択は興味のある単独の内科、あるいは2科を組み合わせて研修できる。 ただし、循環器・消化器・呼吸器内科などいわゆるメジャーな内科から同時に2科選択するのは現実的でなく認めていない。 また研修期間は基本的に3ヶ月以上が1単位であり、やむを得ない場合の2ヶ月研修は認める事があるが、1ヶ月の研修は認めていない。 週1回の内科合同カンファレンス、各科でのカンファレンス、各科での画像読影会、CPC(月1回)などに参加する。 |
| 精神科 | 統合失調症、躁うつ病、神経症などの精神疾患の診断と治療が可能になるよう研修する。 心理検査法,精神科薬物療法、精神分析療法などの技法を習得する。医療 スタッフとのカンファレンスがある。 精神科病棟はないが、希望者は久里浜アルコール症センターにおいて研修が可能である。 |
| 小児科 | 指導医とともに病棟診療に従事、診療行為を行う。 小児科領域で一般にみられる疾病群、周産期領域、新生児、未熟児疾患を習得する。予防接種法、育児相談に参加、採血法、動脈ラインの確保などの処置。周産期カンファレンスあり。 |
| 外科 | 病棟業務を中心とする。年に2,200人の入院患者、内1,460件の手術患者は5つの診療グループのいずれかが主治医となり、治療を受け持つ。 研修医は2-3人の上級医からなるいずれかのグループに属し、手術、検査、処置、当直など基本的な外科の技術、術前・術後の患者管理について学ぶ。 15- 20年の経験年数を有する医師がグループのチーフとなり、ともに患者との信頼関係を確立する。術前・術後の症例カンファレンス、内科・放射線科・病理科との症例カンファレンスでプレゼンテーションの基本を習得する。 |
| 整形外科 | 一般および救急患者の基本的な診察法、臨床検査法、外傷の処置について学び、外来診療、病棟受け持ちおよび手術助手を通じて研修する。 |
| 皮膚科 | 日常的な病理組織検査、皮膚貼布試験などの検査、全身療法、局所軟こう療法、外科的療法を習得。 月1回、横浜市大皮膚科のカンファレンスに参加。 |
| 泌尿器科 | 外来・入院治療について研修を行う。 初診患者の病歴聴取、一般的検査、超音波、内視鏡検査、外来小手術治療の習得。 入院治療では、主な手術・検査の術者、助手として参加し、手技の習得と術後管理について学ぶ。2か月に1回地区病院の合同カンファレンスあり。 |
| 産婦人科 | 指導医のもとで、外来,病棟診療を行う。 一般的な産科処置、正常分娩の取り扱い、ハイリスク妊娠、分娩管理、産科救急疾患などの研修を行う(小児科合同周産期カンファレンスなど参加)。 |
| 眼科 | 基本的診察法(眼底検査,前眼部の観察)、基本的臨床検査法の解釈と選択(眼圧、眼底検査など)、眼科の救急処置について研修。 |
| 耳鼻咽喉科 | 日本耳鼻咽喉科学会認定専門医制度によるカリキュラムに準じて行う。 外来検査、入院治療、手術について4段階に分け研修していく。 |
| 脳神経外科 | 脳血管障害、脳腫瘍、外傷などの広い範囲の脳神経外科疾患を経験できる。 各疾患の診断、治療を通じて神経学および外科学双方の研修が可能である。 通常業務は 病棟が中心であるが、その合間に外来診療、特に初診患者の対応を学習する。 また、脳血管撮影などの検査や手術に積極的に参加することにより、術前術後の管理や外科技術を学ぶ。 手技習得として上級医の指導の下、穿頭術や頭蓋形成術、気管切開術、脳血管撮影のカテーテル操作が経験できる。 |
| 放射線科 | 各種画像検査法の適応と限界、基本的手技と読影、放射線治療適応の理解と治療の実際(含、治療計画)について研修。 |
| 麻酔科 | 麻酔科は日々の麻酔臨床を通じて、麻酔学のみならず、プライマリーケアとしての一次救命処置、二次救命処置を経験し、呼吸・循環・代謝等の全身管理の基礎知識、基本手技を身につけることを目標とする。 研修中は主に手術前患者の評価、術中患者管理、全身麻酔、腰椎麻酔、硬膜外麻酔、呼吸管理の理論と実際、術後 疼痛管理の習得をする。 |
| 呼吸器外科 | 呼吸器外科の手術、周術期管理(特に集中治療室における循環呼吸管理)を中心に研修する。 |
| 心臓血管外科 | 心臓血管外科の手術、周術期管理(特に集中治療室における循環呼吸管理)を中心に研修する。 |
| 救急科 | 日本救急医学会の認定医に必要な基礎知識を中心に、救急医に必要な即応性のある技術、各科にわたる幅広い知識および重症救急患者の管理について習得することを目標とする。 具体的には、ICUにおける患者管理、救急外来における初期治療、当直医の業務などを研修する。 |
| 形成外科 | 形成外科の対象となる腫瘍、外傷、先天異常、美容について幅広い研修が可能である。 手術を中心とした外来および入院治療を指導医とともに行い、形成外科の基本的な考え方や手技を習得する。 |
研修医の主な出身大学
東京医科歯科大学、横浜市立大学、慶応義塾大学、北海道大学、千葉大学、筑波大学、信州大学、群馬大学、山口大学、香川医科大学、旭川医科大学、札幌医科大学、岐阜大学、山形大学、山梨大学、宮崎大学、鹿児島大学、滋賀医科大学、福井大学、北里大学、慈恵医科大学、東京女子医大、東京医科大学、昭和大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、その他。
研修終了後の主な進路
優秀に初期研修を履修したものの中から臨床研修管理委員会の推薦を経て、後期研修医(3年間)を採用する。
また、関連大学病院(主に東京医科歯科大学、横浜市立大学、北里大学、等)の各医局はもちろん本人が希望するあらゆる病院に紹介可能である。
医学生を対象にした病院見学のお知らせ
詳しくはこちらをご覧下さい。
研修生から一言
【1年目へのメッセージ】 堤 正和
【2年間の研修を終えて】 寺田 祥子
【横須賀共済病院で初期臨床研修を終えて】 三冨 博文
【2年間の研修生活を終えて】 坂本 麻実
【初期臨床研修医を終えて】 川口 大輔
研修責任者から研修医希望者へ一言
当院は100年を超える歴史を持ち、横須賀・三浦地区の二次医療圏の中核病院として急性期医療を担っています。
救急医療(三次救急あり)に力を入れており、内科系・外科系ともスタッフも充実しており、ほとんどの診療科を網羅していますので、当院での初期臨床研修では質・量とも十分な症例を経験できます。
また、救急当直などでのファーストタッチを研修医が行い、その後に上級医に相談する屋根瓦方式のスタイルをとっており、ただ上級医の後ろで見学していたり、あるいは言われるがままに補助をするスタイルに比べて、もちろんプレッシャーではありますが、より主体的に症例を経験でき、実践的な臨床能力を磨くことができます。
基幹型研修医約12名と東京医科歯科大学および横浜市立大学からのいわゆるたすきがけ研修医が各2名の計16名で1つの学年を形成し、2学年合計32名で研修を行いますが、研修医専用の部屋があることもあり、伝統的に研修医同志の結束が硬く、お互いに情報交換したり、疑問点を解決しあったり、またストレスも上手に発散できているようです。
2年間の初期研修終了後は東京医科歯科大学や横浜市立大学など、上級医の派遣元である大学の医局を中心に紹介することもできますし、当院の後期研修医として研修を続ける事も可能です。
当院での研修は苦労も大きいと思いますが、それに見合う実りあるものであると自負しています。
今年も熱意ある諸君の志望を心待ちにしています。














