お知らせ・募集
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<2021年度 NST研修について>
新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、院内等に限定させていただきます。
2022年度研修希望の方へ
<開催案内>
実習予定期間:講義2日間、回診7日間の計9日間を予定
講義:10/7(金) ,10/14(金), 9時〜17時
回診:10/20, 11/10, 11/17, 11/24, 12/1, 12/8 13時〜17時
(人数により、12/8以降の日程からの回も検討します。)
<必須条件(暫定)>
①新型コロナウイルスワクチン接種(2回)済みであること
②NST専門療法士認定試験予定であること
③JSPEN NST専門療法士受験必須セミナーを受講済みであること(研修開始までに受講終了していること)
④勤務施設内のNST活動に関わっていること
<募集人数>
2名程度
<問合わせ先>
NST事務局
nst@ykh.gr.jp
*電話問い合わせ不可
緊急事態宣言・蔓延防止重点措置等が発令された場合には、研修期間の変更・中断を致します。
募集日程・研修日程等は詳細決定次第ホームページ上に公開します。
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当院は、日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)NST認定教育施設認定を受けました。
(認定期間:2018年4月1日~2023年3月31日)
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NST専門療法士受験の為の研修受け入れについては、秋頃を予定しています。
応募条件:JSPEN NST専門療法士受験予定の方
応募方法:当ホームページ及びJSPEN NSTメーリングリストにてお知らせ予定です。
ご紹介
NSTとは?
NSTとは、Nutrition Support Teamのことで、日本では「栄養サポートチーム」と訳されています。
1970年、米国のシカゴで医師、薬剤師、栄養士、看護師などの多職種が集まって患者さんのために栄養療法をどのようにやるか、それをどのようにやるか、それをどういうふうに病院のなかで展開させるかということを検討したのが最初といわれています。
(※参考文献:東口 髙志 NST実践マニュアル 2005.2.20 医歯薬出版株式会社)
当院のNST(栄養サポートチーム)とは?
構成メンバー
NSTチェアマン:田中 啓之(腎臓内科部長)
NST問合せ窓口:野間 友紀(管理栄養士)
その他構成職種:医師(腎臓内科、内分泌糖尿病内科、消化器内科)、歯科医師
看護師、薬剤師、言語聴覚士、歯科衛生士、臨床検査技師、事務員
(計24名)
専門資格
日本臨床栄養代謝学会(JSPEN) 認定医・指導医:田中 啓之
日本臨床栄養代謝学会(JSPEN) NST専門療法士: 取得者数15名(2020.5月時点 )
NST介入内容
以下について評価・提案をさせて頂きます。- 食事内容
- 喫食不良の患者さんに対し、食嗜好やボリュームを考慮した個別食を検討します。
- 必要な場合には、栄養補助食品を用い栄養補給を補助します。
- 主食の硬さの調整や、一口大カットやキザミ食など食形態の調整をします。
- 経管栄養内容
- 点滴内容
- 口から十分な栄養が補給できない場合の栄養補給方法について検討します。
- 処方薬剤の相互作用
- 嚥下機能評価
- 飲み込みが不自由な場合に、適切な食形態を評価・提案します。
- 口腔内状況評価
- 口腔ケア・歯科治療の必要性について評価・提案します。
NST介入により期待される効果
- 治療効果が高まることによる入院期間短縮。
- 食事内容調整による食事摂取量の改善、点滴の減量。
- 内服薬数調整による患者負担の軽減。
- 経腸栄養による消化器症状改善。
活動
毎週木曜日、15~16時に、対象患者さんのベッドサイド回診を行っています。
(診療報酬点数:250点/週1回算定)
職種ごとに色分けしたネームを付けて回診します。
<活動実績>
回診件数
2015年度:243件
2016年度:296件
2017年度:291件
2018年度:297件
2019年度:272件
2020年度:158件
2021年度:122件
NST研修生 受入れ状況
2018年度:院内1名(看護師)、院外5名(看護師、薬剤師、管理栄養士)
NST専門療法士試験合格者数:院内1名、院外2名
2019年度:院内2名(言語聴覚士、看護師)、院外6名(看護師、薬剤師、管理栄養士)
NST専門療法士試験合格者数:院外2名
2020年度:COVID-19感染症感染拡大予防の為、募集中止
2021年度:院外2名(薬剤師、管理栄養士)
NST専門療法士試験合格者数:院内1名、院外1名
学会及び研究会発表
- 【2020年度】
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- 野間 友紀:高カリウム血症と栄養~患者さんの食生活から~
オンライン講演会 2020.9.30
- 野間 友紀:高カリウム血症と栄養~患者さんの食生活から~
- 【2019年度】
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- 大谷 恵,森本 靖久,田中 啓之他:ANCA関連血管炎患者においてクロストリジウム・デフィシル腸炎後にエンシュアによるアレルギーを認めた1例 .
第35回日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)学術集会.京都,2020.2.27 - 森本 靖久,野崎 梢,田中 啓之他:くも膜下出血後に透析導入と胃瘻造設を行った1例.
第35回日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)学術集会.京都,2020.2.27 - 平岡 圭子,田中 啓之他:摂食嚥下障害患者の安全な食事環境提供に対するSTの取り組み.
第35回日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)学術集会.京都,2020.2.28
- 大谷 恵,森本 靖久,田中 啓之他:ANCA関連血管炎患者においてクロストリジウム・デフィシル腸炎後にエンシュアによるアレルギーを認めた1例 .
- 【2018年度】
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- 野間 友紀,齋藤 誠記,宮 直利,田中 啓之,他:当院NSTにおける歯科連携の実態.第67回共済医学会.福岡,2018.10.18
- 浦田 大樹,安 泰成,田中 啓之,他:神経難病患者と介護者のQOL保持を目的とした半固形栄養剤の在宅導入サポート.第10回日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)首都圏支部会学術集会.東京,2018.6.2
- 野間 友紀,宮 直利, 田中 啓之,他:NST歯科医師介入により口腔鼻腔瘻を合併した義歯汚染による味覚異常を改善できた一症例.第34回日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)学術集会.東京,2019.2.15
- 野間 友紀,宮 直利, 田中 啓之,他:当院NSTにおける多職種連携~歯科編~.日本医療マネジメント学会 第18回神奈川支部学術集会.横須賀,2019.3.9
- 【2017年度】
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- 野間 友紀,齋藤 誠記,田中 啓之,他:急性期病院における難渋症例を含むNST多職種連携について.第9回日本静脈経腸栄養学会首都圏支部集会学術集会.横浜,2017.5.27
- 和田 ゆりあ,安 泰成,田中 啓之,他:医事課職員としての栄養サポートチーム加算算定に向けた取り組み.第66回共済医学会.京都,2016.10.26
- 野間 友紀,齋藤 誠記,田中 啓之,他:NSTと病棟スタッフの連携による経口移行時および移行後の栄養補給方法の工夫により、摂取量が安定した症例について.
第20回NSTフォーラム記念大会.横浜,2017.11.11
- 【2016年度】
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- 中村 友紀,斎藤 誠記,田中 啓之,他:NSTチーム力集約のためのシステム整備および院内認知度向上に向けた取り組み.第65回共済医学会.横浜,2016.10.20
- 中村 友紀,斎藤 誠記,田中 啓之,他:急性期病院におけるNSTの役割-退院に向けて-.
第35回神奈川県病院学会.横浜,2016.11.15 - 中村 友紀,斉藤 誠記,田中 啓之,他:急性期病院におけるNSTの関わり~退院を見据えて~.
第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会.岡山,2017.2.24 - 安 泰成,萩原 有紀,田中 啓之,他:臨床薬剤師の嚥下食習熟度から考察する高齢者の栄養マネジメントの役割・展望.第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会.岡山,2017.2.24
- 【2015年度】
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- 池田 優,安 泰成,萩原 有紀,吉川 明彦,渡邉 純,田中 啓之:
NST専門療法士と病棟常駐薬剤師による共同研究
~成分栄養が直腸がん化学療法に対し重篤な好中球減少に与える有効性の解析~.
第7回日本静脈経腸栄養学会 首都圏支部会学術集会.横浜,2015.5.9 - 中村 友紀,斉藤 誠記,田中 啓之,他:当院NST活動活性化への取り組み
第7回日本静脈経腸栄養学会 首都圏支部会学術集会.横浜,2015.5.9 - 安 泰成、萩原 有紀 吉川 明彦 高野 寿子、中村 友紀 野々垣 学 田中 啓之:
栄養サポートチームの早期介入は患者と病院に良好なアウトカムをもたらす.
第64回共済医学会.高松,2015.10.14 - 高野 寿子,田中 啓之,他:NST介入アルゴリズムがもたらす看護師の栄養.
第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会.宮崎,2016.2.26 - 田中 啓之:臨床研修医の栄養学的習熟度からみたNSTの役割・展望.
第31回日本静脈経腸栄養学会学術集会.宮崎,2016.2.26
- 池田 優,安 泰成,萩原 有紀,吉川 明彦,渡邉 純,田中 啓之:
- 【2014年度】
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- 萩原 有紀,池田 優,安 泰成,吉川 明彦、渡邉 純、野々垣 学,田中 啓之:
成分栄養剤を併用した大腸癌術前化学療法が周術期に与える影響.第30回日本静脈経腸栄養学会.
神戸,2015.2.12
- 萩原 有紀,池田 優,安 泰成,吉川 明彦、渡邉 純、野々垣 学,田中 啓之:
NST勉強会
- 【2020年度】
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*COVID-19感染拡大予防のため、勉強会4月より勉強会を一時中止
その後、感染対策、三密を防ぐ対策を行い再開。-
11月
・亜鉛投与による嚥下機能改善と全身状態改善について(日本医学検査学会報告より)
・尿中ナトリウム排泄について -
12月
・PDAに合併した足感染症における栄養療法 田中啓之先生
第1回日本フットケア医学会学術集会,JSPEN合同シンポジウム「PAD/CLIの栄養管理」より -
1月
・新商品紹介 アイソカルクリア(脂肪0g、200kcal/200ml)ピーチ風味 -
2月
・PHGG(サンファイバー)について 目安量、投与方法等
・妊産婦のための食事バランスガイド -
3月
・アルジネードウォーター紙ストローへの変更について
・GFO流動製品紹介~リニューアル内容含め~
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11月
- 【2019年度】
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- 5月 K偽高値について
- 7月 当院の新嚥下食
- 9月 当院のNST、NST研修
- 11月 在宅経腸栄養管理
- 1月 食事と便の記録(検温表)
- 3月 症例報告(TPNを活用した症例、TPN使用状況報告)
- 【2018年度】
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- 5月 医薬品栄養剤の飲み方の工夫について/効果的な摂取方法、タイミング、フレーバー、ゼリー化など
- 7月 口腔衛生と栄養について(関連症例検討)
- 9月 検査K値の偽高値を生じる行為について〜クレンチング・ハンドグリップ〜
- 10月 摂食嚥下障害とケア
腸内フローラから見た経腸栄養 - 11月 減塩のツールとしてのマイサイズ活用方法
とろみ剤について - 12月 研修報告〜NST専門療法士受験に向けて〜
- 2月 高濃度栄養剤アイソカル2Kについて(RTH形状変更)
嚥下食について - 3月 症例報告、介入件数報告
- 【2017年度】
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- 5月 栄養管理計画書について
- 6月 胃瘻の種類・特徴と在宅ケアのポイント
- 7月 とろみ剤について
- 9月 摂食嚥下について・演習
- 11月 動揺歯について
- 12月 栄養摂取の方法により異なる退院先
- 2月 栄養補助飲料ブイクレスリニューアルにともなう変更について(試飲)
- 3月 メディミル プチ ロイシンプラスを知ろう(試飲)