鏡視下手術|専門分野のご紹介

 

鏡視下手術

鏡視下手術には、部位により腹腔鏡下手術、胸腔鏡下手術などの名前があります。 ここでは、特に腹腔鏡下手術について易しく解説しています。

1) 腹腔鏡下手術の説明

腹腔鏡下の手術とは、おなかの中に細いビデオカメラを 挿入して、TV画面を見ながら、同様におなかの中に 入れた長い鉗子で行う手術のことです。 切開、糸結び、止血、剥離などの手術操作を直接手で 触れずに、体表に開けた小さな切開孔より留置した ポ-トを通した鉗子等を使って行います。 基本的な手術の方法は、通常の開腹時とほとんど 同じです。

2) 歴 史

日本では、1990~1991年頃より、まず腹腔鏡下 胆嚢摘出術(ラパコレ)が開腹胆摘術にかわり、 一部の施設で施行されるようになりました。 その後、マスコミでも大きく取り上げられるようになり、 患者さんに優しい手術として、かつてない速さで 全国的に広まっていきました。 しばらくしてヘルニア・大腸・胃・食道・甲状腺・ 乳腺・肝臓などの手術へも取り入れられるように なりました。
当院では、1991年3月より鏡視下手術を行っています。

3) 長所・短所
長所 短所
傷が小さく痛みが少ない。 手術時間が長く適応が限られる。
体への負担が少ないので早期の退院、食事開始ができる。 合併症が多い。
4) 手術実績

当院では、1991年3月より鏡視下手術を開始し、経験豊富なスタッフが手術を行っています。

  2002年度 2003年
食道

1

5
13 24
大腸 8 28
胆嚢結石 108 993
総胆管結石 4 12
脾臓 0 5
5) 手術の手技

下の図のような、器械や鉗子などを使って手術を行います。

鏡視下手術で使用する器具鏡視下手術の機器類

6) 術後の開腹創

鏡視下手術は、傷の小さい体に優しい手術です。 しかし、今までの開腹手術と全く違ったアプローチをするため、 十分なトレーニングと合併症に対する備えを万全にして手術に臨んでおります。 実際の手術に当たっては、専門のスタッフより手術の方法だけでなく、 合併症 などについても十分に説明を受けてください。

通常の開腹
通常の開腹
腹腔鏡下手術
腹腔鏡下手術